~有栖side~




有栖「僕たち二人が出会ったのは中学一年のとき。」





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蓮樹「いってぇ~」




声が上がったのは、クラスの中心人物の蓮樹からだった。




おれは名前でからかわれるのが嫌で、入学から二週間たった今でも、友達なんて呼べる人は一人もいなかった。





蓮樹「おぉ、いってぇ・・・」




消しゴムを取ろうとして机のフックのところに頭をぶつけたらしい。






みんなはギャハギャハ笑っていたけど、一瞬にしてしんとなった。





蓮樹が倒れたのである。






ただの脳震盪だけど。