「おーい親父?」

目の前で手を振っても微動だにしねぇ…



「あ?なんだよこいつ、折角着替えたのに無視かよ、喧嘩売ってんのか?こいつぶっ殺すぞてめぇ」




父「いや!やめて!喧嘩売ってない!だからぶっ殺さないで!」



「はぁ、んで?感想は?」



父「やばい。ちょーやばいパパ惚れそう……」




「ほんのりあかくなってんじゃねぇ!キモいわ!!」




父「……ピアスしてないんだ、」



「ん?あぁ、バレるしな色々と」



父「それじゃあこれあげるよ、」


そう言って棚から三番目の引き出しから取り出しなのは、



「翡翠?と、これは…」



父「そっちはカーネリアン」



「綺麗な赤色だな……」