暴走少女と暴走族






悠「いやぁ、桜の親父風にしようと思って。」




「しなくていい、それでは悠介さんのことさらに嫌いになってしまう」




悠「さらに?!さらにって今も嫌いでそれよりも嫌いになるってこと?!」




「あぁ、」



悠「うんじゃあ、いつもの奴でいいか、」




悠介さんは私の命の恩人なのである。




「早くしてくれ。今にも殴りそうだ…」


悠「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!!!だめっ!ダメだよっ!今からサンドバック用意するし!」



そして本来悠介さんの性格は怖くて、キリッとしていて、カッコいい…はず。




「サンドバッグって?」




悠「ちょっと待ってて、」



悠介さんは放送用のマイクを手にした



ピンポンパンポン~


悠「要く~ん。10秒いないに来ないと罰ゲームね!」