そして私は、そんなカナちゃんの笑顔を見る度に胸が締め付けられる。 何だろう。 この感じは。 「マコ…?」 心配そうなカナちゃんの声が聞こえ、ハッと顔をあげた。 「な、なんでもない。朝ご飯、作るね」 私はカナちゃんに笑顔を残し、キッチンへと小走りで向かった。 「…おぅ。」 カナちゃんの戸惑ったような声が聞こえたけど、聞こえなかったことにした。