それから、みのの質問攻め。
「どこの高校?」
みのがわくわくしながら聞いてる。
「麻高だよー。ちなみに高2」
「うちらも東高だよー。しかも高2」
はしゃいでるよ・・・。
「まじでー。気あうね。
今から友達俺入れて7人いんだけど来る?」
え・・・。行きたい・・・。
「行く」
先に言っていた。
しかもそこだけ大きい声で言う私。
はずい・・・。
「はやっ!なら行こっか、蘭」
と、手を繋いでくれた。
キャー。今私顔真っ赤になってるよ、絶対に・・・。
今なら死ねる・・。
いや、まだ死にたくない!
この幸せがもう少しだけ続いて・・・。



いつのまにか店に着いていた。
あー、もう手離さないといけないのか。
もっと繋いでいたかった・・・。

翔は手を繋いだまま、店に入って行った!
う、嬉しい・・・。

中に入って、そこにいたのは
今まで私が見たことないような人達がいた!
隣のみのも目を輝かせている。

かっこいい人の友達は、かっこいい
んだなー。って納得。

「座れば?」
ふと、誰かが声を掛けてきた!
「俺、仁だから。仁って呼んで」
この人なんか雰囲気良いなー。
「私蘭です」
「知ってる。早く座って?」
そのとろんとした瞳に吸い込まれそうになりながら、私が仁君隣に座ろうとしたら・・・。
ふいに私の動きが誰かによって止められた。
だれ・・・?
その瞬間空に流れ星が見えた。
私は小さくお願いした。
(この出会いが、いい思い出になりますよーに)って・・・。