体育祭がどんどん近づくに 連れて、みんなの雰囲気も 徐々に上がってきた。 私は、やっぱり障害物競争に 参加することになった。 今日は体育祭の応援合戦の 練習で1日のスケジュールは 決まっていた。 私はなかなかダンスの振り付け が覚えられずにいた。 「ふうちゃん、ダンス教えて あげようか?」と同じクラスの 子が話しかけて来てくれた。 「ウチの名前は美嘉だよ! ちなみに同じクラス。分かる かな?」とみかはニコッと 笑った。 「え、とありがとうございます」 と私は頭を下げた。