「え…と、はい。ふうです。 んと…スミマセン…わたし、 あなたのことだれか分からない です。す、すスミマセン!!」 私は慌てて頭を下げた。 「そんなに焦らなくてもいいよ。」 と言いながら目の前にいる男の 子は優しく笑った。 「ちなみに俺の名前は、和輝 野球部だよ。ふうちゃんだよ ね?仲良くしてね」 と言ってその人はまた笑った。 笑うと目が無くなって、 頭が坊主で、長身で まさにスポーツマンって 感じの男の子だ。 すごく良い人に見えた。