客と一緒に俺たちも、息を呑んでその死闘の末を待つ。 そして砂埃が晴れるころ。 恐る恐る上を見上げれば、 「……っしゃぁあ! 取ったぞ―――!」 和真の手に、林のたすきが力強くにぎられていた。 その瞬間、わっと歓声が上がる。 「両者ともに凌ぎを削り、そしてその末に相手のたすきを手にしたのは……2組!! 男子騎馬戦、一位は2組となりましたァ!」 ちらりと観客席を見れば、涙ぐむような鈴奈の姿があった。 は、なにあいつ泣きそうになってんの……。 思わず笑む。