高い肩に腕を伸ばし、回す。 また溜め息が聞こえたが、やらなきゃいけないから仕方無いの。 「行くよ! せーの」 固い地面を軽く蹴る。 歩幅が合うように、なるべく大股で。 これがわりとキツい。 「いち、に! いち、に!」 空の雲は先程よりも厚くなっていて、今にも雨が降りそうだ。グレーに淀んだ雲に心なしか生気を吸いとられていってる気がする。 だからだろうか、今日はやけにお互いの足がばらつく。 「きゃ!」 ザザッと砂が犇めき、また見事に転んだ。