「僕は、白百合の様な純潔を黒く乱すのが好き」



 春か……、理将さんはニコリと人の良い笑みを浮かべる。


「君も、食べちゃいたいくらい、好き」

「へ」


 理将さんは、楽しそうに笑うと、屋上を出ていってしまった。


「…………」



 意味が分からない。
 純情どころか、淫乱? M?



「っああ、もう!」



 は…理将さんのバカ!!