涙目になりつつ奏君に叩かれた頭をさする。 「鈴奈ちゃん……君って小悪魔だね」 なんて言いながら春川さんは至極楽しそうだ。 私は楽しくない。 溜め息をつきながら奏君が食べなかった唐揚げをわざとらしく頬張ってやった。 うん、美味しい。 あげなくて良かった!! 奏君は不機嫌そうに購買のものと思われるパンを食いちぎっていた(本当にこの表現が似合う)。ていうかさっき和真君にあげるとか言ってた卵焼きどうした。 ハッ、質素な食事だな奏君!!