夏休みに入った。
友達に誘われて、夏休み前からスーパーでのバイトを始めた。
高校生はいろいろと出費が重なるし、部活も入らなかったのでいい機会だと思った。
敦史とのメールのやりとりは頻繁で、たまに電話もかかってくることがあった。
いつの間にか私は敦史と呼ぶようになり、敦史も私のことを咲良と呼ぶようになった。
夏休みに入って、４人で遊ぶことが多くなり、すごく充実して楽しくなった。
敦史も良いヤツだし、裕くんもまなのこと大事にしてくれてるし。
でも、敦史に恋は出来ない。
初めて会ったときから、敦史に対して何もときめかなかった。
まなには悪いけど…私は敦史と仲の良い友達でいたい。
ほんとにごめん！まな！
敦史も、何となくだけどそう思っているはず…！
敦史と出会って、いつも消えそうで絶対に消えない存在。
先生…
先生元気かな？
ずっと会ってないもんね。
