本当に卒業しちゃった…。



家に帰って、ぼーっとすることしか出来なかった。



頭に浮かぶのは、みんなの顔。

先生たち。



拭いてもこらえても、涙が止まらないよ…。



1人になって、初めて卒業した実感が湧いて、涙が溢れた。




本当に学校が大好きだった。


みんなが大好きだった。


先生たちが大好きだった。


結城先生が大好きだった。



先生…私はいつも先生に助けられていたよ。



先生は私にとって、太陽みたいな存在でした。



どんなことがあっても、先生は私の足元を明るく照らしてくれた。



先生は私の支えでした。



先生のニコッと笑う、あの笑顔が大好きでした。



私が手を振ったら、必ず振り返してくれる先生が大好きでした。



たまに面白いことを言うけど、本当はすごく真面目な先生が大好きでした。



いつでも生徒思いな先生が、大好きでした。



先生を知れば知るほど、私は先生のことが大好きになっていったんだよ…。