それから。〜不機嫌な先輩と不器用恋愛〜

◇◆


それから数日後の放課後、浅野先輩と話をした同じ場所で、わたしは腰を90度に曲げて、頭を下げていた。


「本当に、すみません」


わたしの前には、生川先輩。


生川先輩の表情を見るのが怖くて、頭を上げられない。


生川先輩は、何も言葉を発しない。


沈黙に押しつぶされそうになって、スカートをきゅっと握りしめていた。


すると。


「はあぁ……」


生川先輩の、それはそれは盛大なため息が聞こえた。