「あ?これ?全部買っちゃった〜」


そう言う美菜の両手…


3つの大きなショップ袋が握られていた。


「…何着買ったの?」


聞かずにはいられなかった。
この短時間に彼女に何があったのだろうか?


美菜は“んー”と考える素振りを見せる。


そして


「わかんない」


にっこり笑ったのだった。



………。


いくらなんでも買いすぎだと思った。