「本気で言ってんの!?」


「嘘でこんな事言うわけないでしょ!!」


何言ってんの!?



「…やっぱりお前男見る目ないんじゃないの?」


はぁぁあぁあぁっ!?


悠士を睨めば悠士は笑いながら私の頬に手を添える。


熱かった筈の悠士の手は私の顔の熱の方が勝ってて冷たく感じる。


「悠士だったら大丈夫、でしょ?」


私は悠士の肩に腕を回す。
悠士の肩は予想よりも高い位置にあって、中学の時より成長してた。





「…簡単な女」


悠士はニッと笑って私に、甘い甘い、とろけるような口付けをした。





自分の気持ちに嘘はない。そう思ったらそれは恋。



私は恋多き女。



今私はあなたに恋をしたの。




これが私の答え。



【恋多き女】

*END*