「…ね?おーいっ!彩音ー?」


「……えっ!?あっ!!……美菜?」


美菜は両手を顔の前で振って心配な顔。



「…大丈夫?顔色悪いよ?夏バテ?」


美菜は私のおでこに手を当てながら顔を覗き込む。




「だっ…大丈夫だよっ!ただ考え事してて…」


私は少し赤い顔を隠しながら乱れた服を整える。


…バ、バレてないよね?


「ふーん…」


美菜は予想した答えが返ってこなかったのが、不服なのかなんなのか、納得していない顔をしながらソファーに座った。