恐る恐る小さなグラスに注がれたそれを取る。


わずか10センチくらいの容器に入ったそれは、その量でどれだけ強いお酒かわかる。




「…マジなの?」


問えば


「当たり前〜罰なんだから、グイっといきなさいよ。グイっと」


…最早彼女の目は据わっていた。


美菜、怖いよ!


私は意を決してそれを手に取る。


…そして目を瞑って一気飲みした。


周りはおぉーと盛り上がっていたけど、私は一瞬で顔が熱くなりなんだか変な気分になった。