彩音達が行った後2人残された美菜と妃芽。


「ねぇ、さっきはきつく言いすぎたわ。そんな怯えなくても別に取って食ったりしないからさぁ」


「…あ、ハイ…」


もともと人見知りの妃芽はもくもくと客室の掃除をしていた。


「ちょっと、タメでしょ?別に敬語とか使わなくていいから〜」


「…うん」


妃芽は少し戸惑いながらも美菜にそう告げる。


「あ、ねぇ少し休憩しない?
さっきからずっと掃除して疲れちゃった」


美菜はそう言うと客室の部屋にあるベッドにポスンっと座った。


それに合わせて妃芽も美菜の隣に座る。


その表情は戸惑いに満ちていた。