「まぁ使わなくても同じ結果になるけどな」


ニヤリ笑う柾樹は妖艶。
半乾きの髪と、胸元から覗く鎖骨が色っぽい。


にじりよる柾樹に掴まれた後頭部。


もう、逃げられない。


「…ん」


柾樹の甘い甘いキス。


追い詰められたら先はベッドの上。


ふわりと私の身体を包む冷たいシート。


その冷たさとは反比例した柾樹の熱い舌。


「…ん…ぅ」


私はそのまま今日も柾樹に溺れた。