「俺本気で妃芽とは付き合ってるから。なんか誤解されたら嫌だって妃芽が言うから、お前に言っとく。
何も裏はないからな」


朝井はそう言って着替えだした。



「…は?」


本気で付き合ってる…?


その言葉には悠士も目を見開き朝井を見ていた。


「お前彩音が好きだったんじゃねーのかよ!?」


朝井の胸倉を掴み言えば


「うーん…平山ちゃんにはお前がいるし、今は妃芽のが大事だから」


朝井はパッと両手を上げてヘラヘラと笑みを浮かべる。


朝井の回答にどんどん意味がわからなくなる。


…今は妃芽が好きだぁ?