「…アンタ顔真っ赤よ?大丈夫?」


私の顔に手を当てる美菜。


「だっ…大丈夫!!!!」


勢いよく言い過ぎたっ!


美菜は私から手をのけて“吃驚するじゃない”と呆れていた。


て、いうかなんでそんなに、普通なの!?


恥かしくないの!?


まさか友達のソッチ関係に触れてしまって、どうしたらいいかわかんない。


前に私にキスマークがあった時、美菜は私をからかったりしてたけど、私にはそんな事できないっ!


「…彩音ちゃん何想像してんの?」


「へっ?」


「お前益々、顔赤くなってんぞ」


悠士君に言われてハッとする。


柾樹に言われて余計に恥ずかしくなる。


「そっ…想像とかしてないっ!」