「…おい」


「…………」


「…おいって」


「きゃぁっ!」


無理だから。
恥ずかしいから!!!


明るいここ。
やたらと身体が火照る。


「何恥ずかしがってんの?今更」


「恥ずかしいもんは恥ずかしいのっ!!」


2人で入るお風呂。
やたらと近い身体。


後ろから抱きしめられて、私のうなじに、耳に柾樹の吐息がかかる。


「彩音の身体なんてもうぜ…」
「だーーーっ!!!」


何言ってんの!?
何言っちゃってんのッ!?


私は柾樹の言葉を遮り叫んだ。