「…ん」 不意に落ちる柾樹のキス。 甘く優しく口付ける柾樹に、私は酔わされる… ソファーの上で絡み合う舌。 身体が熱くなる… 私の心は好きで埋まっていく。 「…好き」 「俺も。…彩音が欲しい」 「ん…」 その瞬間フワリ浮く身体。 そのまま柾樹は私を抱き上げて、そっとベッドの上に落とした。 「…お前しかいらない」 その言葉に、その表情に私の心はきゅうってなる。 柾樹が好きでおかしくなりそうだった。