ご飯をキレイに食べてくれた柾樹は片付けていた私に“風呂”と一言。


「あっうん…」


「彩音も入る?」


口の片端を持ち上げてニヤリと笑った柾樹。


その顔は色っぽい。


「はっ…!?」


その言葉にドキドキしながらも“遠慮します”と告げたけれど



「フッ明日は入ろうな…?」


なんとも妖艶にクスリと笑った柾樹は、颯爽とお風呂場へと消えていった。



…え?
明日!?


柾樹明日って言った!?


無理無理!!
恥ずかしすぎるよっ!!!


だってあんな明るい…


そこまで想像した私の顔は火のついた様に熱かった。