「は?抱き合ってたって何?
え?意味わかんない。なんであの2人が抱き合ってた所あんた見てんのよ!?」



美菜は私を壁際にじりじり追いつめて言いよってきた。


ちっ…近いから!!


はたからみたらそっち系って思われるから!!




「…たまたま見た」


私はやんわりと顔の前に両手を出して、美菜の顔を遠ざけた。


「たまたまぁ〜?それ、いつ見たの?」


美菜はどんどん顔が般若のようになっていっている。


怖いです。


なんで美菜がそこまで怒ってんの?