「さて、ご飯も食べた事だし、そろそろ同窓会の時間になってきたわねS駅に行くとしますか」 信じられない量の飯を食った美菜は、徐に席を立ち上がる。 …前から思ってたけど、美菜ってよく食うよな。 痩せの大食いだと思う。 そのありえない美菜を一瞥して、はぁっと溜め息。 結局彩音からの連絡はなく、美菜と悠士に引き止められて時間は午後5時45分。 このまま美菜達と一緒に同窓会を見る羽目になるのか… 乗り気じゃなかったけど、会計を済ませてS駅に向かった。