「いや、来なくていいから」 本気で。 「えー?いいじゃん!行ってみたいじゃぁーん彩音の地元。てゆーか同窓会という名の合コン?」 「いや同窓会は同窓会で合コンじゃねーだろ」 悠士のその意見には俺も同意見だった。 心底うんざりしながら見やった俺の肩をバシバシ叩いた美菜。 …痛ぇよ。 「だってあの文化祭に来てた…陸とかいう人も来るんでしょ?気にならない?」 美菜はそいつが気になるのか、あの噂が気になるのか…半々って感じだった。