「つーかあの西高軍団のせいよ。1位になれなかったのは!」
飲み干したコップをガンッとテーブルに置く。
…西高軍団って陸君達の事だよね?
「え、なんで?」
「だって、ずーーっと女子占領してハーレムみたいだったし!そのせいで他の人なかなか入ってこなかったのよ!」
私はお昼からはクラスに行ってなくて、そんな事になってたなんて知らなかったけど、そう言う美菜は本当に悔しそうで私は思わずごめんと謝ってしまった。
「なんで彩音が謝るのよ?」
「だって陸君友達だし、なんとなく」
「大丈夫よ。彩音は関係ないわよ」
そう言ってにこっと笑う美菜。


