ふらふらとしながら、裏に戻った私に掛けられた声。
「あの人達彩音の知り合い?」
そう聞いてきたクラスの女子は目がハートになっている。
「…1人だけだよ。中学の同級生…」
「紹介して!」
え…?
間髪入れずに勢いよく私にしがみついてきた子は、目がギラギラしている。
「えっ…と…」
「彩音はもう榎並君がいるからいいじゃない!」
クラスの子達はじりじりと私に詰め寄ってきて……
ひぇぇえぇっ!!
怖いですっっ!
目が獲物を狙う豹になってるよッ!!!
「…あ、ほら注文とってきたら?」
そうたじたじになりながらも言えば、数名の女子が我先に!と陸君達が座るテーブルに行った。
みんな怖すぎです。


