「彩音ちゃん私のクラスも来てね〜」


「あ、ハイ。お昼から自由時間なんで後から行きます」


愛未さんのクラスは確かヴィジュアル系の格好でたこ焼き。


「んじゃぁ、俺は今から愛未と廻るから〜また後で」


修平さんはそう言って愛未さんと教室を後にした。



仲良いな。
2人の後ろ姿を見つめながらそう思う。


…もし私が柾樹と違う学校だったら、柾樹は私を文化祭には呼んでくれなさそう。


めんどくさいとかなんとか言って。


でも私はこっそり行ったりして後から怒られたり。


…なーんて、学校違ってたらまず出会ってないかもだけど。


そう考えたら不思議な気分になった。