あれから、あっという間に文化祭当日になった。


「うっわ~やっぱ短い~」


私はあの例の衣装を着て、独り言を呟く。



「はい、じゃぁ上向いて~」


美菜はクラスの人にメイクをしてあげている。


クラスの女子はキャッキャッ言いながらなんだかんだで、楽しそうにしていた。



男子もボーイの格好してて、なかなかそれっぽくなってきた。


「じゃぁみんな!目標は売上1位!学食1ヶ月タダよ!」


美菜はクラスのみんなを集めて力説。



「おぉ!!」


クラス中もやる気満々。


気分は高揚。


そんな文化祭が幕を開けた。