「かわいいね~俺と1回どう?」 「………え?」 陸君の友達が言った言葉に言葉が詰まる。 「“え?”だって!かーわーいー」 陸君の友達は異様に盛り上がっていて 「藍!やめとけよ!お前の周りにいる女とは違うから。 彩、向こう行ってていーから」 陸君はそう言って私の背中をとんと叩いてくれた。 「あ、うん。じゃぁまたね」 私は戸惑いながらも、そのまま厨房に帰った。