「…っておーい、聞いてる?」 陸君はトリップしてる私を少し心配そうに見てる。 「……あ、うん。ごめん、ごめん」 「で、この子陸の知り合いなの?」 陸君の隣にいた友達はそう言って、タバコを吸っている。 「そうそう!俺の中学ん時の友達。彩音ちゃん」 陸君は私をさらりと友達に紹介した。 「あっ、彩音です。初めまして」 果たしてこの自己紹介はなんなのか?と思いながらもとりあえず自己紹介をする。