「文化祭ってどこもそんなんだよね~」 「そうですよ。希望通りに出店なんてできませんよね~」 美菜は私をちらっと見て“ほら、どこもそんなもんよ”という目で見ている。 もうわかったから。 もう言いませんから。 私はあの服を着る覚悟を決めた。