「……あ」 彩音のバイト先に行くと入り口には妃芽がいた。 「…よ」 俺は妃芽の横に腰掛ける。 妃芽はタピオカジュースを飲みながらベンチに座っていた。 「朝井待ち?」 「…え…あ、うん」 妃芽は顔を少し赤くしてこくりと頷いた。 なんで赤くなるんだか… いちいち反応する妃芽はまるで彩音みたいだ。 「俺も。彩音待ち」 そう言ってフっと笑う。 なんか変な感じだ。 この前まで連絡も取ってなかったのに今は話してる。 元カレ元カノの変な関係。