「いや〜本当悪かったね〜夏休みなのにさ」


今はみんなが夜ご飯とかを食べたりするダイニングルーム…だよね?に集まっている。
やたらと広いそこに、私は目をきょろきょろとしていた。



「いやいや俺結局10人も集められなかったしさ、ごめんねおっちゃん!」


手をパシン!合わせた悠士君はなぜか、仁士さんに謝っていた。



…ん?何10人って…



「いやいやこんな忙しい時期には猫の手も借りたいくらいなのさ。人が集まっただけでもラッキーてもんだ」




何言ってるの…?



「でも仁士さんこんな綺麗なコテージ私たちが使ってもいいんですか?私たちただの手伝いなのに」


私は美菜のこの一言に吃驚した。


かなり、吃驚した。