電話して15分くらいで柾樹はうちに来た。


「…はよ…」


「おはよ。ねぇ、パンだけど良かった?」


パンとサラダがのったプレートを差し出す。


「あー、うん。悪いな」


柾樹はそれを受け取って席に持って行く。



「「いただきます」」


そう言って私達はご飯を食べ始めた。




「………なに?」


柾樹の視線が気になって言えば…


「喰っていい?」


「?食べていいよ?」


「や、彩音」



………。
………………。


「……えっ?」


思わずご飯を食べてた口が止まって柾樹を見る。



「…うっそー」


柾樹はそう言ってご飯を再び食べ出した。


…はぁ朝からびっくりした。