「酔った柾樹を介抱するために、修平さんとその彼女が柾樹ん家に来たってさっき言ってたじゃん?その後、彩音ちゃん以外の女を部屋に入てしまったーとか言ってたんだよ?」
まじうけると言った悠士君は笑っていたけど、その後悠士君は柾樹に殴られていた。
て、ゆーかそれって…女の人の声が聞こえた日の事なのかな………
ふと、以前の事を思い出す。
「…ってゆーか、私は?私柾樹君の部屋入ったよ?」
美菜は思い出したようにそう呟く。
「……お前は別。彩音がいる時にしか来ないだろ」
柾樹はそう言って水を一気飲みしていた。
……んふ。
嬉しい。
そんな事思ってくれていたなんて…
顔が緩んでいたらしくて柾樹に頬を抓られた。


