2回目の柾樹のバイト先。


柾樹のバイト先は私がバイトしてる所とは違って、暗い照明で落ち着いた感じ。


レストランバー。



mon chouchou


来るのは2回目でも外観をちゃんと見たのは初めて。


「モン…チョウチョウ?」


前回外観をちゃんと見てなかったのは美菜も同じらしくて、お店の看板を見てそう呟いた。



「モン シュシュだ。アホ」


悠士君が美菜を馬鹿にして頭を小突く。


「…お前も最初同じ事言ってたじゃねーか悠士」


美菜を馬鹿にした悠士君を今度は柾樹が馬鹿にする。


悠士君は“言うなよー”って笑っていた。



「…私の可愛いこちゃん…?」

看板を見て私はぼそっとそう呟いた。