「…だって。じゃぁ彩音は行くのね?柾樹君は留守番でいいわね〜?」


美菜はふふんっと意地悪な顔で柾樹を見ている。



「…俺も行く」


柾樹は私をチラっと見て少しげんなりした顔をした。


…もちろん私はそんな事気付きもしない。


「コテージとか楽しみだねッ!」


笑みがこぼれる。


だって夏だよ?
夏休みなんだよ?


夏休み前半はボロボロだったけれど…


せっかく柾樹とも仲直りしたし。


夏満喫したいじゃん!!


コテージとか行った事ないし!!!


楽しみ〜