「コテージ…?」


コテージってあのコテージ?
私の頭の中にあるコテージ。


木とかでできたロッジ調のやつ。白かったりするあのアメリカン風のやつ。


…あのTVでよく殺人事件とか起きちゃうコテージ!?



「みんなって誰だよ…」


1人妄想していた私を余所に、柾樹は訝しげな顔で美菜に問う。



「なんかねー悠士のおじさん?の人がコテージの経営者で、手伝いついでに、遊びに来いって言ってるみたいで10人くらい来てほしいみたい。…彩音行くでしょ?」


「手伝いついでって…コキ使われるだけじゃねーの?」

「行くッ!!私、みんなでコテージ行きたいっ!」



「…」


柾樹の言葉を遮った私は美菜に飛びついた。