その夜、結局ミサキは目を覚まさなくて、私もあっちゃんと話しているうちに眠ってしまったようだ。


たしかな友情を感じて目を覚ました、幸せな朝。

カーテン越しに窓からさす朝日のまぶしさで、あっちゃんのアパートに泊まってしまったのだと気付いた。


あっちゃんは私とミサキにタオルケットをかけ、自分はベッドにもたれるように座って眠りについていた。


あっちゃんの彼女であるユナちゃんに無遠慮な行動だったかもしれない。

彼女のいる男友達の家で寝てしまうなんて、無神経だったかもしれないと思わなくもない。

でもね、胸をはっていえるよ。

私たちは、性別を超えた友情を築いているって。


誰に何と言われても……。