私たちを見下ろす空に、爽やかな夏風が流れている。 あたたかくてほんのり冷たいそれは、私たちの友情を切り取ったかのように澄んでいる。 アスファルトを焼くような太陽のそばで、ちょっとだけ秋のにおいがする。 私たちは手をつないで、新しい朝日に照らされた駅のホームを目指した。 【完】