鈍感少女は訳あり少女




えっと・・・



「あ、うん、分かった」



返事をすると、話し始めた



「俺は中学生になるまでは女は大丈夫だった


そのときは俺は親父と母さんと3人暮らしで幸せだった


でも、親父がいきなり家を出ていき、母さんは荒れた


水商売もするようになり、化粧もケバくなって



俺の事もどうでもよくなっていたんだ



ある日、俺はリビングに呼び出され、知らない男が居た


≪お母さん、再婚するの≫

≪へぇ、よかったじゃん≫


≪でね、俊には出ていってほしいの≫

っていわれて、俺は反論した



でも、≪お金は送るわ、だからここから出ていって≫って・・・


信じられなかった


母さんだけは俺を捨てないと思っていたのに・・・


そして、その日からケバい女を見ると吐き気する


女も全員嫌いになった


って感じだ」