聖戦獣




見下した赤眼はもはや冷たく、一切笑わない。


もう彼に興味を無くしてしまったようだ。


嗚呼、ならばそれでいい。




「無価値な私にも、どうか祝福を」



虚空に手を伸ばした。

意味などないぞ。



無意味に死ぬと解ってもなお、やはり人間は幸せを願いたい。


たとえ万に一つでも、可能性があるならば。




「アーメン」