ヒマワリの恋

「智樹の事、まだ好きならやめてねー!」
胸が高鳴る。
締め付ける思い。
智樹…なんて…。もう…。
「蓮チャン…アレ聞いた?」
ギリギリと音を立てる歯と歯の間。
妙に唾液が溜まり、吐き出したくなった。
私は下を向いたまま、拳に力を込めた。
私の垂れた髪が少し揺れ、誰かが隣にきた。
「翠…。何してんの?」
低い女の子の声。
頭をあげると私と同じ位の身長のポニーテールの女の子が立っていた。
「この子、蓮チャン…!中学が一緒で!蓮チャンね、私の彼氏の智樹が好きだったんだけど…「蓮チャン…?おいで。相手にしちゃダメ。」
私の制服の袖を強く引っ張る。
私は引っ張られているより、私が付いていった。