妊娠期間を振り返る上でも外せないのが「妊婦健診」。

初診から妊娠12週までは2週に1回、それから25週までは4週に1回、そしてまた2週に1回になり、36週からは毎週健診を受ける。

血圧を計り採尿し、体重とお腹周り、子宮底の計測をしてから超音波で赤ちゃんの様子を確認する。

初めて赤ちゃんの様子を確認したり、心臓が見えたり、性別がわかったりして、私はいつも健診が待ち遠しかった。

が、一度だけしんどい検査があった。

7ヶ月頃に行った糖尿の検査である。

糖分を摂る前と摂った後での血液を採取する検査ということで、当日は朝食抜きで検査に行った。

到着するとまず血液を抜かれるのだが、容器4、5本分位一気に抜かれる。

看護師さんも「結構抜くから辛いよね~」なんて声を掛けてくれるが、本当になかなか辛い。

そしてすぐに糖尿検査用のソーダ水みたいな液体を飲まされる。

これが妙に甘ったるく(当然なのだが)少しドロっとした感じのとろみがあり、非常に飲みにくい。

ビールの小瓶より少ない位の量なのだがビールと違って美味しくないので、半ば無理やり喉に流し込んだ。

すかさず看護師さんがタイマーを1時間後にセットする。これが鳴ったらもう一度採血して終了。

しかし朝から何も食べていない上にこれだけの量の血を抜かれるとは。心なしかフラフラしてきた。