私がサボるはずない、か。 そうなんだ。 私は、いわゆる 優等生で。 さっきの数学教師は 優劣での差別が激しい。 だから、 私を優等生と見たのか 保健室に行くことを 承諾したのだ。 「あ、そうそう!明日華」 目を輝かせている友達A。 友達…なのかな? あたしのこと わかってないし。 まあ、 あたしもそのほうが 気楽なんだけど。 「何?」 A(真帆)は、 ルンルンしている。 「なんかね、 保健室の先生、 新しい人くるんだって!」