ナナセに送ってもらった後すぐに入浴を済ませ、ミズキは部屋に直行した。 いつもと同じ夜なのに、今までとは違う気持ちを抱いて……。 いつものように、メイがミズキのベッドの隅で寝ている。 ミズキはメイを起こさないよう、静かにベッドに入った。 メイの無邪気な寝顔を見て、幸せを感じる。 “メイちゃんて、意外に甘えんぼうなんだな。 可愛い……” 毎晩かかさずミズキのベッドに入ってくるメイを見て、ミズキは微笑みを漏らさずにはいられなかった。